私は『価値』のある人間か?
私は、いわゆる負け組である。
結婚後、勢い余って独立し、そして失敗。
この歳(58歳)で、職を転々とし、妻や子供に苦労を掛けています。
『私は価値の無い人間だ!!』
そういった声が聞こえてくることがある。
あなたは、
何かにチャレンジして失敗し、
そんな気持ちになっているかもしれない。
私は、こう考えた。
浜辺の砂を手ですくって、
その一粒の砂だとね。
一粒の砂が消えても誰も気づかない。
でもね。
浜辺を作っている一粒なんだ。
隣の砂粒と、どっちが偉い?
隣の砂粒と、どっちが綺麗だ?
隣の砂粒と、どっちが大きい?
大した問題じゃない。
私は、ただの一粒の砂。
手のひらから飛び立とう。
砂を持っている自分が見えるか。
もっと高く。
浜辺の形は見えるか。
もっと高く。
山が見えるか。
もっと高く。
日本地図が見えるか。
宇宙へ抜けてしまえ。
宇宙を見ているのは誰だ。
一粒の砂も自分、
宇宙を見ているのも自分。
自分に起こっていること、見えていること。
全て自分から見ている。
自分は常に中心で主体なのだ。
価値があるとか無いとか、
それは自分が決めていること。
自分の価値があると思ってもいい、
自分の価値が無いと思ってもいい、
私は、どうでもよくなった。