何をする為に生まれてきたのか?
もし、神様がいて、
ある日の朝、
『あなたは、XXXになりなさい。』
そう言われたら、それに向けて邁進すればいい。
もう迷わなくていい。
そう思ったことはないだろうか。
実際には、そんなお告げが聞こえることはない。
なぜなら、XXX以外になる自由が奪われるから。
『自分は、何をする為に生まれてきたのか?』
考えても判らなかったが、書籍『神との対話』を読んで少し判ったような気がする。
決して宗教関係の本ではないので一度は読んでみてもいいだろう。
答えは、
『体験するため』
いろんな事を実際に体験することで、そこで発生した感情を通して、
本当は、こうなんだ。と理解すること。
この世は、こんなところだ。と理解すること。
例えば、
戦争を体験した人でなければ、戦争が引き起こす不幸がどんなものか解らない。
同じ戦争を経験してもAさんとBさんでは違う。
話を聞いたり資料を見たりしても体験は難しいんだ。
あなたは、あなたにしかできない体験をすればいいんじゃないか。
問題は、この体験には良いことも悪いことも全て含まれるということ。
何歳になっても生きていれば良いことも悪いことも起こる。
実際には、良いことの中に悪いことがあったり、その逆もある。
そもそも良い悪いの判断は主観的なもので簡単に善悪を判定できるものは少ない。
あの失敗があったから今の成功がある。といった事例は多い。
自分が体験したことを生かすことが出来ないかな。
つらい体験をした人は、同じようなつらい目にあっている人の気持ちが理解できよう。
その人を救うことが出来るかもしれない。
救うことで新たな体験が生まれる。
もし、神様がいて、
ある日の朝、
『あなたは、弁護士になりなさい。』
と言われても、
60歳間近の私は困ってしまう。
『もう少し優しいヤツないですか?』
神様は、どう思うだろうか?