8つのドアの備忘録

日々の気づき備忘録です。生きにくさを感じているあなたに役立てば幸いです。

白黒つければ道を誤る。

とかくこの世は善悪で判断されることが多い。

 

極端な話から入ろう。

『殺人』は悪いこと。

戦争が始まって敵を沢山殺せば、それはヒーローとなり称賛される。

しかし、国が戦争に負ければ、そのヒーローは戦犯となり悪と認定される。

勝てば官軍、負ければ賊軍となる。

 

身近なところでは、

『マスク警察』

マスクをしていない→悪

悪には正義の鉄槌

といった単純な理屈がある。

 

マスクをしていない事情や、その人の今までに行った善行は加味されない。

日本は法治国家なので法律に従った対処がが妥当だと思う。

99回満点を取っても1回0点を取ればバカと認定されるようなものです。

 

一般常識やモラルと言わるような個人の判断基準を持ち出す場合は注意が必要だ。

『それは常識だろう』

と言われることがあります。

私はこう思うのです。

人間だから間違うこともあるし、そもそも、あなたの言う常識と私の常識は同じか?

同じ日本人なら当たり前と言われても、それでは外国人に適用できないルールなのか、それとも、あなたのルールで私は裁かれなければならない理由は何?

 

何が言いたいのかというと、

人は誰もが自分が正しいし善人だという前提で、目前の事象に対し白黒判断したがる。

世の中グレーなのだと理解すると、良い悪いと決めつける前に、軽率な行動を控え、物事をより深く理解することにつながる。

 

『世の中、グレーなのだ』